WiMAXを調べていると速度の単位に”Mbps”がつかわれていますよね。
これなんて読むかわかりますか?
なんのことかというと
M:メガ
b:ビット
p:パー
s:セコンド
なのでメガビットパーセコンドといいます。
というのは冗談。
正解はメガビーピーエスです。
または”メガビット毎秒”などといいます。
Mは容量の単位なのでそのままメガと読んで、bpsはアルファベットの頭文字で読むというわけです。
もう少しくわしくみてみましょう。
M
Mは正確にはmega(メガ)と書いて、ギリシャ語で基本の単位の100万倍という意味があります。
1MW(1メガワット)=1,000,000W(100万ワット)
「大きい」という意味から由来しているので、拡声器をメガホンといったり大きな都市をメガロポリスといったりしますよね。
ミリオンも同じく100万倍の意味がありますが、こちらは英語になります。
ヒット作のことをメガヒットといったりミリオンヒットといったりしますが、どちらも意味は同じなわけです。
メガの下がK(キロ)でメガの上がG(ギガ)になります。
キロ 1,000
メガ 1,000,000
ギガ 1,000,000,000
b
bはbit(ビット)の略です。
バイトと思った人もいるかもしれませんが、バイトは大文字のBになります。
ビットはコンピュータであつかう最小の単位。
これを数字と単位(キロ、メガなど)で容量の大きさをあらわすわけです。
p
pは英語のper(パー)で”〇〇あたり、〇〇につき”という意味です。
s
sは英語のsecond(セコンド)で”秒”を意味します。
ここまでをまとめると
M(メガ)がb(ビット)の大きさをあらわし、それがs(秒)p(あたり)ということになるわけです。
つまり1Mbpsというと、1秒あたり1メガビットということです。
でもこれだとなんのことかわからないですよね。
わかりやすくいうと
1秒間で通信できるビットの量が1メガ
ということになります。
速度をあらわすMbpsですが、1秒間に処理できるデータ通信量と考えた方がわかりやすいのかもしれません。
豆知識をもうひとつ
ダウンロードやアップロードにかかる時間の計算方法は?
下り速度=ダウンロード
動画を見たりメールや画像を受信したりアプリやファイルを落とすときの速度をいいます。
上り速度=アップロード
SNSに画像や動画をアップしたり、メールや画像を送信する速度をいいます。
ダウンロードやアップロードにかかる時間を計算してみましょう。
Mbpsは1秒間に処理できるデータ通信量をあらわすわけですから、数値が大きいほど処理する時間が速くなるのはわかりますよね。
100MBのアプリをダウンロードするなら1Mbpsよりも10Mbpsの方が早くダウンロードできます。
問題
100MBのアプリを下り速度の実測が10MbpsのWiMAXをつかってダウンロードしようとしたらどれくらいの時間がかかるのでしょうか?
時間を計算するには
ダウンロードまたはアップロードするファイル(画像やアプリ、動画など)の容量を実測で割ればおよその時間を算出することができます。
でもここで注意!
ファイルはMBなどの単位であらわされています。
100MBだと100メガバイトです。
Mbpsの単位はb(ビット)ですから単位をあわせなくてはいけません。
ここで覚えておくと便利なのが
1バイト=8ビットだということ。
つまり100MBは800Mbになります。
これで単位をあわせることができました。
実測が10MbpsのWiMAXですから1秒間に10Mbpsの情報を処理できるので、800Mbのアプリをダウンロードするのにかかる時間は約80秒、つまり1分20秒だということになります。
答え 1分20秒
速度をあらわす単位だと知りつつも、いつもは何気なくみていたMbpsですが、ちょっと見方を変えてみるとおもしろいですよね。
最後におさらいしておきます。
Mbpsの読み方はメガビーピーエス、またはメガビット毎秒。
1秒間に通信できるビットの量をあらわします。
ダウンロードやアップロードにかかる時間を調べるには、ファイルの単位をビットにあわせて(1MB=8Mb)速度で割ると算出できます。
またね!